納得いく葬儀を行うためには、葬儀料金の内訳や相場を知っておくことも大切です。費用の内訳は、大きく4つに分けられます。（1）葬儀そのものの費用、（2）飲食接待の費用、（3）火葬の費用、（4）お寺への費用です。（1）は会場の規模、お棺や骨壷、祭壇のランクによって料金が異なります。

その他含まれるものとして、寝台車や枕飾り、ご遺体の保存・湯灌、供花、受付、霊柩車、バスなどの費用があります。事前に葬儀のランクを決め、業者に見積もりを出してもらいましょう。（2）は参列者の数によって、料金が変動します。通夜振る舞いや会葬の返礼品、礼状などが含まれます。

（1）（2）は葬儀会社に支払うものですが、（3）については見積もりに含まれている場合と、そうでない場合がありますので、確認が必要です。（4）は、お寺に個別に支払う料金です。謝礼、読経料、戒名料が含まれます。僧侶の人数や戒名のランクによって料金が変動します。

一般的に「お気持ちばかり」と言われることが多いですが、だいたい20～50万円が相場です。お寺により異なるので、事前の確認が必要です。菩提寺がある場合は親族や檀家さんに聞きましょう。お寺によっては、直接尋ねても失礼でないことがあります。

業者からの紹介の場合は、業者に確認をとっておきましょう。（1）～（3）に関しては、セット価格を設定している業者も多いです。生前から、セミナーや資料などで比較検討しておくと、いざというとき困りません。