保育所では、幼稚園に通う前の子供たちを預かっています。ただ無事に預かればいいのではなくて、子供たちが心身とともに健やかに成長ができるように、子供に対してあらゆるサポートやケアを行っています。この保育所で子供と接しているのが、保育士と呼ばれている人たちです。保育士は子供を見守るプロです。
プロであるからには子供の発達に関する正しい知識や、適切な接し方をマスターしなくてはなりません。心構えにしてもお世話をする優しい気持ちだけではなく、子供が自分でできるように支え見守ることが求められています。子供の一人一人はすべて健やかに育てられる権利を持ち、私たちにはそのように育てる義務があります。保育の現場ではこのことが仕事をしていくうえでの基本認識となり、保育の資格があると保育園に限らずいろいろな児童福祉施設で活躍をすることができます。
保育士の資格を得るためには、養成校で所定のカリキュラムの単位を取って卒業しなければなりません。養成校の一つに専門学校があります。専門学校では2年間で直接保育士の仕事に結びつく教育を受けることができます。この2年の間に、保育士の資格と幼稚園教諭二種免許状が、同時に取得することが可能です。
介護福祉士の専攻科でさらに1年間学んで、介護福祉士の資格を取得ができる専門学校もあります。この専門学校を卒業すると専門士の称号が与えられることになっています。各専門学校では、独自のカリキュラムを組んで、保育のプロを育てています。